代謝が低下する原因
1. 筋肉量の減少
ミトコンドリアの減少
体の機関の中で脂肪を燃焼できるのはミトコンドリアのみになります。年齢と共に筋肉の減少が起こり、筋肉の中の赤筋に多く存在するミトコンドリアがATP産生(アデノシン三リン酸)合成が少なくなり、エネルギーがあまるようになり体の中の脂肪が増加していきやすくなります。
赤筋に効率的な運動は有酸素運動になりますので、ダイエットに効果がでやすいのです。
2. 食生活の乱れ
腸内環境の乱れ
ダイエットや痩せようとすると、カロリー制限や糖質制限を行うようになりますが、それよりも正しい食生活を行うことで体質を改善し痩せやすい体作りをすることが重要です。
まずは腸内環境を変えることで体内のデトックスが進み、基礎代謝が上がり体温や発汗しやすい体質になります。
そして脂肪を燃やせるミトコンドリアの活性をするために、良質な水、オメガ3、水素などの不足も考えられます。
3. 水分不足
体内の60~65%は水分で構成されているため新しい水分が循環しない状態では代謝も下がり、血液もドロドロになり太りやすいくむくみやすい状態になります。
しかも血液やリンパ液からの毒素も尿や汗から排出されずらくなり代謝の低下が進み、様々な未病の症状につながる恐れがあります。
4. ストレス
ストレスが心身にかかるとコルチゾールというホルモンが副腎皮質から分泌され体を守ってくれています。
しかし、コルチゾールが作られ過ぎると他に必要なホルモンを分泌することが出来ずにホルモンバランスが崩れ様々な症状が現れてきます。
ホルモンは人間のバランスを保つために重要な役割を担ってますので、日々のストレスケアが重要になります。
代謝の低下を改善する方法
1.ミトコンドリアの活性
ミトコンドリアは細胞の中にある微小器官で体内で脂肪を燃やせる唯一の器官
ミトコンドリアは三大栄養素を代謝してエネルギーを作り出します。
細胞の直接のエネルギー源となるのは、ATP「アデノシン三リン酸」と呼ばれ、ADP「アデノシン二リン酸」に変わるときに多くのエネルギーが発生し、日常生活や運動ができるのです。なのでミトコンドリア活性が肥満や冷えに効果があると言えます。
2. ファスティング
体の中のエンジンに当たるのはミトコンドリアであり、24時間休み無く生きるためにエネルギーのATP産生をおこなっている。
ガソリンに当たるものが三大栄養素で特に糖質・脂質になり、ATP産生するときに酸素が欠かせない。
さらにビタミン・ミネラルを加えて五大栄養素により円滑に生命活動を行うことが出来ると考えられているのですが、最も重要な酵素は重要視されていません。
そもそもどんなに良い車であっても運転手[酵素=Enzyme]がいなければ動きません。なおかつ加齢や老化と共に酵素量も減少していくため、ファスティングによる代謝酵素の活性化し、ビタミン・ミネラル[Coenzyme]=補酵素と共に働くことがファスティングのメリットになります。
3.良質な睡眠時間
睡眠不足になると睡眠中に作られる酵素量が少なくなるため、ミトコンドリアのエネルギー代謝が低下してしまうのでエネルギー[糖質・脂質]が余り肥満の原因になる。
無駄な酵素の使い方で食べ過ぎや加工食品などを多く摂取してしまうと消化酵素を大量に浪費し、ビタミン・ミネラルも浪費し、代謝酵素も不足してしてしまいミトコンドリアでの脂肪代謝ダウンで肥満につながる。
なので最低でも就寝の3時間前からは何も食べないようにし、7~9時間の良質な睡眠をとることにより酵素の生産を行う生活習慣や食生活をすることが大事になります。
4. 良質な水分の摂取
体内の水の働きとして、
新陳代謝の促進 |
酵素の円滑に反応 |
発汗や解熱 |
体温の調整 |
老廃物の排出 |
尿で排泄し腸内の水分を増やし便通をよくする |
解毒や希釈 |
有害物質の分解や毒素を薄める |
沈静や覚醒 |
血流の滞りを解消や神経が刺激され覚醒 |
侵入妨害 |
皮膚や粘膜の機能を保つ |
など様々なことをしてくれます。
老化=体内の水分を失うこと。
体内の水分量は子供70%・成人男性60%・女性55%・老人50%になり、肥満の成人は40%しか水分量がないため様々な機能が低下し、肥満が解消されにくくなります。
なので最低一日2リットルの水を摂取することを心がけるようにしましょう。
しかも体内の水分が入れ替わるまでに約1カ月かかると言われていますので、最低1カ月以上は良質な水を飲む必要があります。
5. 抗酸化物質の摂取
人間には酸素が必要不可欠ですが、その酸素の一部は強い酸化作用を持つ「活性酸素」に変化してしまいます。
活性酸素によって身体の中の細胞が「サビついた」(酸化した)状態になってしまうのです。
集中力の低下を改善するためにも、細胞の「サビ」を防いで血液循環をよくすることが大切なのです。
この「サビ」(酸化)を防ぐ力を持つ食品が、抗酸化物質です。
抗酸化物質には、ビタミンC・E、ポリフェノール、水素、ケイ素などがあります。