私たちの体の中の免疫システムを主につかさどっているのは血液中の白血球ですが、これがうまく働くためにはバランスの取れた食事を心がけることが大切です。 また、飲み過ぎや食べすぎによって、たんぱく質や脂質などがきちんと消化されず、未消化物として体内に溜まることは、腸内の環境を悪化させたり、血液を汚したりしてしまいます。 寝てるときに免疫細胞の活動が活発になるので、睡眠不足の場合、体の免疫力が低下すると考えられます。
運動不足になると、血液を送る筋力を刺激しない状態が続き、筋力が低下し、 筋肉もミトコンドリアも減っていきますので、動かない分だけ免疫力ははどんどん低下してしまいます。
自律神経のバランスが乱れると免疫力低下の原因になります。 イライラやストレスがたまると交感神経が活発になり、交感神経は血管を収縮させる働きがあり、 内臓への栄養・酸素供給が低下してしまいます。このような状態が続くと、血行不良状態が続いていることとなり、ホルモンの分泌や体温調整などにも支障をきたすようになります。逆に、リラックスモードで副交感神経が活発化し過ぎると、活性酸素が増加します。活性酸素は、強い酸化力を持っているため、体内の細胞を錆びつかせる原因になり、血液はスムーズに流れにくくなり、ますます血行が悪くなります。
活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時に働く、心身を活発にする神経です。
具体的には、激しい運動、興奮や緊張時、恐怖や危機を感じているとき、頑張って働いているときなどです。
休息している時、リラックスしている時、眠っている時に働く、体のメンテナンスを担う神経です。
睡眠中や食事中に働き、消化や腸の蠕動運動が活発になっているリラックス状態。
腸内の悪玉菌が多く、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が少ない、いわゆる腸内細菌のバランスの悪い状態は、活性酸素が大量に増加しやすい状態になります。活性酸素は、様々な病気や老化を促進する原因と考えられています。
免疫は、副交感神経が積極的に働いているときに生成されます。副交感神経がもっとも働くのは睡眠中。つまり、就寝時、非常に多くの免疫が生成されている、ということになります。
食物繊維の主な免疫力効果は、腸内環境を整える効果、コレステロール値を下げる効果 、糖尿病予防、高血圧の予防、肥満予防などです。
食物繊維の種類 | 特性 | 主な食べ物 |
水溶性食物繊維 | ・大腸内で発酵・分解されると腸内環境が良くなり整腸効果が高い。 ・糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えます。 ・胆汁酸やコレステロールを吸着して体外に排泄します。 |
野菜(にんじん、じゃがいも、さつまいもなど)、果物(りんご、柿、いちご、プルーン、みかんなど)、山芋、こんにゃく、昆布、わかめ、など |
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不溶性食物繊維 | 保水性が高く胃や腸で水分を吸収して大きくふくらむため、腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、便通を促進します。 | 穀類、野菜(ごぼう、かぼちゃなど)、豆類(いんげん豆、えんどう豆など)、きのこ類、寒天、ココア、など |
人間の体の約60%を占めているのは「水分」です。体内にある水分には、血流を良くし、白血球やリンパ球などの免疫細胞を循環させる働きがあります。つまり、身近にある水が、免疫力を左右する重要な働きを担っているのです。免疫力を維持するために必要な水が不足すると、血液の流れを悪くしてしまい、必要な栄養素が体内にうまく吸収されません。
ストレッチ、ウォーキング、入浴などで代謝改善する。
人間には酸素が必要不可欠ですが、その酸素の一部は強い酸化作用を持つ「活性酸素」に変化してしまいます。
活性酸素によって身体の中の細胞が「サビついた」(酸化した)状態になってしまうのです。
「冷え」をとるためにも、細胞の「サビ」を防いで血液循環をよくすることが大切なのです。
この「サビ」(酸化)を防ぐ力を持つ食品が、抗酸化物質です。
抗酸化物質には、ビタミンC・E、アスタキサンチン、ポリフェノール、水素、ケイ素などがあります。
オメガ3とは、亜麻仁油やえごま油、青背の魚に含まれる油の成分です。